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ハイチについて  Fact Sheet  ハイチ旅行情報
ハイチについて
ハイチ共和国は、四国の1.5倍の面積に約710万人が住む、カリブの国です。1804年 にフランスから独立を果たし、世界初の黒人共和国を樹立しましたが、以後占領と 内乱の歴史を繰り返してきました。
1991年から3年にわたる軍事政権の支配を経て、現在ハイチは失業率70%以上、年間 一人あたりのGNPが270米ドル(約3万円)の西半球最貧国という深刻な経済状況にお かれています。自然環境の悪化も進んでおり、生活燃料である炭の確保のための伐 採は、はげ山を作り、雨のたびに土壌は海へ流され、尊い命をも奪っています。ま た、多くの公共サービスが行き渡っておらず、街には汚水があふれ、衛生状態はよ くありません。その結果、感染症をはじめとする多くの病気の蔓延をおこしていま す。

しかしその一方で、ハイチはアフリカの影響を色濃く残す、大変明るいクレオール 文化を持っています。特に暮らしをとりまくあらゆる自然や民衆の生活を絵のテー マとする素朴画をはじめ、多文化の影響を受けた近代的なダンス音楽(コンパ)や 、ハイチ人のルーツとしてのヴードゥー教を取り入れる音楽運動のミュージック・ ラシーンは世界に広く知られています。また、フランス語を主体とする、英語とス ペイン語の混成言語であるクレオール語は多くの研究者の注目を浴びています。


ハイチ民話ってなに?
「クリック?」
ハイチでは聞かせたい話がある人は、集まった人々にこう声をかけます。
「クラック!」
聞き手はこう応じます。よし、やってくれという合図です。
ひとびとから「クラック!」の声があがらなければ、
話し手は物語をはじめることができません。

 ハイチの人々による物語の夕べはどこでも聞かれます。田園地帯でも、山岳地帯でも、草原地帯でも...。農村部では草ぶきで電気のない小さな小屋に住む人が多く、夜になるとどの家でも自分たちで何か楽しいことを考え出します。大人たちはしばしば家からでてきて、月明かりのもと、戸口に腰をかけ、おしゃべりに興じます。
農作物のこと、近所のうわさ話、そして物語。「クリック?」

話される物語はみんながよく知っている物語です。
すると物語のおもしろみは語り手しだいです。経験を積んだ、"最高クラス"の語り手は、誰もが知っているお話をより面白くするために、独自のアドリブなどを加えて、聞き手の思い浮かべるイメージを膨らませます。さて、今度の話し手はどんなものを話に加えていくだろう、と人々は期待するわけです。

 ハイチの民話は16世紀にスペインが労働力として西アフリカから連れてきた奴隷たちに始まります。彼らは西アフリカでつちかった民話を語る習慣やヴードゥー教のもとになる概念などを持ち込んだといわれます。それらは世代をこえて伝承され現在のハイチ文化を作り上げてきました。

 ハイチ民話にもハイチの歴史と社会情勢を反映するかのような感情がしばしば登場します。妬み、憎しみ、殺人、裏切り...。200年前に独立を果たしたハイチですが、独裁軍事政権、恐怖政治、外国による占領、そして数多くの内乱を経験し、現在も経済・社会情勢は不安定です。

 一方で、困難な生活状況にもかかわらず、ハイチの人たちは豊かで明るい国民性を失うことはありませんでした。生き延びるために培われた秩序や相互理解、現実に向かい合う強さや明るさを反映するようなユーモアを、民話やその節々で登場する歌の中にをたくさん見つけることができます。

                  おしまい
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町で売る水を運ぶ子供たち
庶民の足「タプタプ」(乗合タクシー)
20年前の緑を100%とすると現在はその3%しか残っていない。

















ハイチおはなしの会の様子
甲府市・ギャラリーイノセントにて